Claude Code 2.1.101-2.1.139 changelog memo
Claude Code v2.1.101 〜 v2.1.139 のアップデート内容をまとめます。間が空いてしまって大量なため抜粋です。
概要
新機能
- Agent View(Research Preview):
claude agentsで複数のClaude Codeセッションを1画面で並列管理。実行中/入力待ち/完了が一覧表示される(2.1.139) /goalコマンド: 完了条件を設定するとClaudeがターン跨ぎで条件を満たすまで自走する。auto modeと組み合わせると per-tool / per-turn どちらの承認も不要に(2.1.139)/scroll-speed: マウスホイールのスクロール速度を実機プレビュー付きで調整(2.1.139)/ultrareviewのCLI化:claude ultrareview [target]でCI/スクリプトから非対話実行可能に。--jsonでraw出力対応(2.1.120)- Custom Theme:
/themeから名前付きカスタムテーマの作成・切替が可能に。プラグインもthemes/ディレクトリでテーマ提供可(2.1.118) - Vim Visual Mode:
v/Vによるvisual / visual-line モード追加(2.1.118) - Opus 4.7 xhigh:
highとmaxの間に新effort levelを追加。/effortを引数なしで起動すると対話スライダーが開く(2.1.111) - Auto mode の一般化:
--enable-auto-modeフラグが不要に。Max加入者のOpus 4.7でauto mode利用可能に(2.1.111) /tui fullscreen: 同セッション内でちらつきなしレンダリングへ切替可能(2.1.110)- Push通知ツール: Remote Control + 設定有効でClaudeが自発的にモバイルpush通知を送信可能に(2.1.110)
/recap: セッション復帰時のコンテキスト要約機能。/configで設定し、/recapで手動実行(2.1.108)claude project purge: プロジェクトのClaude Code状態(transcripts、tasks、設定など)を一括削除(2.1.126)--plugin-url: URLからZIPアーカイブを直接ダウンロードしてプラグイン読み込み(2.1.129)
改善
- Hookに
args: string[]フィールド追加(exec形式)。シェル経由せず直接spawnするので、パスのクォート問題が解消(2.1.139) - Hookに
continueOnBlockオプション追加。PostToolUseで拒否理由をClaudeにフィードバックしてターン継続可能に(2.1.139) - MCP stdioサーバーが
CLAUDE_PROJECT_DIRを環境変数として受け取れるように(2.1.139) - 圧縮プロンプトがユーザーの機密指示を保持するよう改善(2.1.139)
worktree.baseRef設定追加。--worktreeやAgent isolationのbaseブランチをorigin/<default>/ 局所HEAD から選択可能に(2.1.133)- Hookで
effort.levelJSONフィールドと$CLAUDE_EFFORT環境変数を提供(2.1.133) - Ctrl+R履歴ピッカーが全プロジェクト横断検索に戻る(Ctrl+Sで現プロジェクト/セッションに絞り込み)(2.1.129)
- MCP
alwaysLoadオプション追加。tool-search deferralをスキップして常時利用可能に(2.1.121) claude plugin pruneで孤立した自動インストール依存を削除(2.1.121)- PostToolUse hookで
updatedToolOutputによる全ツールの出力差し替えが可能に(2.1.121) /costと/statsが/usageに統合(2.1.118)- ネイティブビルド(macOS/Linux)でGlob / Grepツールが組み込みの
bfs/ugrep経由に置き換えられ高速化(2.1.117) - Pro/Maxユーザーの Opus 4.6 / Sonnet 4.6 のデフォルトeffortが
highに(2.1.117) /skillsにトークン数ソート機能(tキーでトグル)と検索ボックスを追加(2.1.111 / 2.1.121)Ctrl+A/Ctrl+Eがmultiline入力で論理行の頭末に移動するよう変更(readlineと一致)(2.1.113)/branchがPR URL貼り付けからセッションを検索可能に(2.1.122)- ネイティブClaude Codeバイナリ起動に変更(per-platform optional dependency経由)(2.1.113)
CLAUDE_CODE_SESSION_ID環境変数をBashツールのサブプロセスに渡すように(2.1.132)
バグ修正
- フルスクリーンモードでのCJK文字や絵文字の表示崩れ・列幅ずれを多数修正(2.1.132 / 2.1.136 ほか)
- MCP OAuthトークンの競合・消失問題を多発的に修正(複数サーバー並列リフレッシュ、macOS keychainレース等)(2.1.118 / 2.1.136)
- 多画像セッション、
/usage大型transcript、HTTP/SSE MCPストリーミングなどでのメモリリーク修正(2.1.121 / 2.1.132 / 2.1.139) - VS Code / Cursor統合ターミナル(1.92-1.104)でのスクロール速度問題を修正(2.1.126 / 2.1.132 / 2.1.139)
--resumeが大型・破損セッションでクラッシュする問題(破損行をスキップして読み込み継続)(2.1.121 / 2.1.132)- スクロールバックの重複表示問題(tmux、GNOME Terminal、Windows Terminal、Konsole)(2.1.121)
autoAllowBashIfSandboxedが$VARや$(cmd)含むコマンドで自動承認されない問題(2.1.139)- 1時間プロンプトキャッシュTTLが5分にダウングレードされる問題(2.1.129)
- Opus 4.7セッションの
/context表示が 200K context window基準になっていて早期autocompactする問題(実際は1M)(2.1.117)
ピックアップ
Agent View(2.1.139, Research Preview)
claude agents で起動する「すべてのClaude Codeセッションを1画面から管理する司令塔」。Research
Preview機能だが、Claude Codeの使い方を根本的に変える可能性のある機能。
背景プロセスとして supervisor process が常駐し、複数のセッションを並列に動かし続ける。ターミナルを閉じてもセッションは止まらない。
状態の見える化
各セッションは状態インジケータで一覧表示される:
- アニメーション: Working(ツール実行中)
- 黄色: Needs input(許可待ち / 質問待ち)
- 緑: Completed
- 赤: Failed
- 灰: Stopped
アイコン形状もシグナルとして機能する。✻ はプロセス生存中、∙ はプロセス終了済み(アタッチで復活可能)、✢ は
/loop セッションの睡眠中を示す。
主要操作
Space: peekパネルで作業内容や質問内容を確認、その場で返信可能(多択は数字キーで即回答)Enter/→: アタッチして通常のインタラクティブセッションへ←(空プロンプトで): detachしてテーブルへ戻る(セッションは動き続ける)Alt+1〜9: N番目のセッションへ直接アタッチCtrl+S: state別 / directory別のグルーピング切替
Dispatchの仕方
新しいバックグラウンドセッション起動には3つの経路がある:
- agent view下部の入力欄にプロンプト入力
- 既存セッションから
/background(/bg)で現セッションをバックグラウンド化 - シェルから
claude --bg "<prompt>"
プロンプト内に @<agent-name> でサブエージェント指定、@<repo> で別リポジトリ指定、#<number> や PR
URLで既存セッションへの再アタッチが可能。
ファイル編集の隔離(重要)
バックグラウンドセッションは作業ディレクトリで起動するが、ファイル書き込みはブロックされる。編集が必要になる
と自動的に .claude/worktrees/ 配下の隔離されたgit worktreeに移動する仕組み。複数セッションが同じチェックアウト
を読み取りつつ、書き込みはそれぞれ自分のworktreeに分離される。
セッション削除でworktreeも消えるので、保持したい変更はマージ/プッシュを先に行う必要がある。
制限
- レート制限は通常通り消費される(10エージェント並列 = 10倍速で消費)
- ローカルマシン依存(sleepやshutdownでセッション停止 →
claude respawn --allで復活可能) - サブエージェントとの違い: subagentsは親セッション内でレポート、agent viewセッションは完全独立でユーザーに直接レポートする
/goal コマンド(2.1.139)
完了条件を設定すると、Claudeがその条件を満たすまでターン跨ぎで自走するコマンド。各ターン終了後、評価器(small fast model、デフォルトHaiku)が条件達成をyes/noで判定し、達成までターンを継続する。
使い方
/goal all tests in test/auth pass and the lint step is clean
設定した瞬間に条件自体を指示としてターン開始。◎ /goal active
のインジケータと経過時間が表示される。/goal(引数なし)で状態確認、/goal clear で解除可能。
効果的な条件の書き方
評価器はツールを実行しない。会話に出てきた内容だけで判断するため、条件は「Claude自身の出力で証明可能な状態」 として書く必要がある。たとえば「全テストが通る」という条件はClaudeがテストを実行して結果を出力するので評価できる 。
条件には以下の要素を入れると安定する:
- 計測可能な終了状態: テスト結果、ビルド終了コード、ファイル数、空キュー
- 明示的なチェック方法: 「
npm testexits 0」「git statusclean」 - 不変条件: 「他のテストファイルは変更しないこと」
- 上限指定: 「
or stop after 20 turns」
条件は最大4000文字。
他のautonomous workflowとの違い
| 方式 | 次ターン発火 | 停止条件 |
|---|---|---|
/goal |
前ターン終了時 | モデルが条件達成と判断 |
/loop |
時間間隔 | 手動 or Claude判断 |
| Stop hook | 前ターン終了時 | 自前スクリプト/プロンプト |
| auto mode | ツール承認のみ | 単一ターン内 |
auto mode と組み合わせるのが鉄板。per-tool承認(auto mode)も per-turn
介入(/goal)も不要になるので、本当の意味でClaudeに自走させられる。
その他のポイント
--resume/--continueでゴール復活(ただしturn count、timer、token-spendはリセット)claude -p "/goal ..."で非対話実行も可能- session-scoped prompt-based Stop hookのラッパー実装
disableAllHooksポリシー下では使用不可
/ultrareview(2.1.86〜、2.1.111でメジャー化)
クラウドサンドボックス上で複数のreviewerエージェントを並列稼働させる「深いコードレビュー」。ローカルの /review
とは別物として位置づけられている。
/review との比較
/review |
/ultrareview |
|
|---|---|---|
| 実行場所 | ローカル(自セッション) | クラウドサンドボックス |
| 深さ | 単一パス | マルチエージェント+独立検証 |
| 所要時間 | 数秒〜数分 | 5〜10分 |
| コスト | 通常使用量 | 無料枠後 $5〜$20/回(extra usage) |
| 用途 | イテレーション中のフィードバック | マージ前の最終チェック |
特長
- High signal: 各bug指摘は独立して再現・検証される。スタイル指摘ではなく本物のバグだけが報告される
- 広いカバレッジ: 複数のreviewerエージェントが異なるアプローチで並列探索するため、単一パスでは見逃される問題を発見しやすい
- ローカルリソース不要: クラウドで走るので、ターミナルは別作業に使える
使い方
``` # 現在ブランチ vs デフォルトブランチ(未コミット含む) /ultrareview
GitHub PR指定(github.comリモート必須)
/ultrareview 1234 ```
起動前にスコープ・残り無料回数・コスト見積もりの確認ダイアログが表示される。/tasks
でレビューの進行確認と停止が可能。リポジトリが大きすぎる場合はPRモードへ誘導される。
CI / スクリプト実行(2.1.120)
bash
claude ultrareview # 現ブランチ vs default
claude ultrareview 1234 # PR指定
claude ultrareview origin/main # base指定
claude ultrareview --json # raw bugs.json出力
claude ultrareview --timeout 60
- exit 0: 完了(findings有無問わず)
- exit 1: launch失敗 / リモートエラー / timeout
- exit 130: Ctrl+C interrupt
標準エラー出力に進捗とライブセッションURLが流れ、標準出力にはfindingsのみが出るので、CIスクリプトでパースしやす い設計。
料金
- Pro / Max: 2026年5月5日まで3回の無料枠(一度きり、リセットなし)
- 無料枠消化後 or Team / Enterprise: extra usage(1回 $5〜$20)
- 途中停止/失敗でも無料回数は消費される
- extra usageが有効になっていないとローンチがブロックされる
制限
- Claude.ai認証必須(APIキーのみでは利用不可)
- Bedrock / Vertex AI / Microsoft Foundry では利用不可
- Zero Data Retentionを有効にしている組織では利用不可