OODA LOOP を読んだ

OODA LOOP(ウーダループ) | チェット リチャーズ, 原田 勉 |本 | 通販 | Amazon

年末年始で読んでました。戦争の話めっちゃ出てくるやんって思いました。

きっかけ

会社のSlackで「形がない未来のことについて考える時に思考とか事実をどういうふうに重ねていくべきか正しそうな方法論をまだ持ててない。」と書いたところCTOから「OODA Loopとか?」と返信をもらったのがきっかけで本を買ってみました。

なんとなくその時は読む本があったのですぐ手を付けなかったんですが、年末に色々と思うところがあってなんとなく手をつけてそのまま読み切ってみました。

どんな本だったか

戦時の意思決定に関して体系的な研究としてOODA(を高速で回し続けるLOOP)について解説された本書。背景や理解のために戦争の体験をベースとして解説しつつ、ビジネスの現場でどのように適応していくか解説した一冊。

近年は意思決定を高速で回し続けることが業界で大きな差別要因になり、逆にこれが出来ない企業はどんどん遅れを取っていく…という感じから始まったりします。

どう感じたか

本を読んでいるとこれはほぼスクラムじゃんと感じてしまうほど源流に流れている思想は近い気がします。

OODAっていうのが何かを少し記載すると

  • O – 観察 (Observe)
  • O – 情勢への適応 (Orient)
  • D – 意思決定 (Decide)
  • A – 行動(Act)

この頭文字をとったもので観察→情勢への適応→意思決定→行動というサイクルを高速で回すことで、環境・情勢の変化に適宜対応しそのフィードバックを早く得る。それを再度観察し続けることで他者よりも学習を高速で回し多量の情報で圧倒する。そして他社に対してその適応で混乱を引き起こし(すごく内容を圧縮している)戦略で戦いに勝つという感じでした。

これスクラム(アジャイル?)的には、レトロスペクティブ→プランニング→実行と同じ考え方だと思うんですよね。デイリースタンドアップで細かく軌道修正をしていく感じも、OODALOOPをかならずO→O→D→Aという順序を取るわけではなく変化の必要があった場合はすぐに情勢分析に入り意思決定を繰り返していくのと一緒だよなとかとか。

あとOODAループを成立させるための「オペレーション成功のための組織文化」にのっていた(画像は引用)

画像
  • 相互信頼
  • 皮膚感覚
  • リーダーシップ契約
  • 焦点と方向性

これらは相互信頼はスクラムチームの信頼感の感じ、皮膚感覚の示すチームが自律性をもって阿吽の呼吸を作っていく感じ、リーダーシップ契約も同様に自律性や意思決定をチームがもつこと、その意思決定をより組織のターゲットとズレを無くしていくための焦点と方向性などなど一致点が結構多くて初めて読みましたが馴染み深かった。

本的には、そういう知識体系…PDCAも含めて…がすべてOODAに集約できるとしていて、OODAの研究についてトヨタ生産方式も多く影響を与えているようで出どころが近いと言うか、別々な進化を遂げていったものなのではないかなと思いました。

いずれにしても 不確実性 をどのように対処し味方につけるかというのがビジネスの大きな昨今のトレンドなのだと思います。

読んでいる最中の感想とかメモとか

おすすめする人

  • 仕事していてなんにもわからん…となっている人
  • PDCAに物足りなさを感じている人
  • 意思決定という能力で組織的にたいして何ら課題を感じていて改善のヒントが欲しい人

これ適当なのではまらないかもしれないです。

最後に

戦争のところが後半飽きちゃって、経営層が読むにはビジネスは戦争という領域に近いと思うんですが、そこにあんまり関心がない人にとってはけっこうぶっ潰したりしなかったりするバチバチな価値観なのでもっと穏便にいこうや…と思ったり思わなかったりする感じでした。細かいところなのでほとんどの人は気にならないと思います。

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