AI Agent時代における開発者の変容と評価

外を歩いていたらなんか急に「Agent時代になると評価今のままじゃだめなのでは?」と思った。

でもこれすごい漠然としていて、今日Claudeに別の話をしているときにそういえばということでふわっとしているものの状態のまま話をしてみた。それで最後にまとめてってお願いしたものが下記になります。

自分の中の結論としては、まだ全然パーツが揃ってなくてしかもこれから変容していくテーマ何じゃないかなーというところだった。

開発活動の変化

AI Agentが浸透することで漠然と下記のようになるのではという気がする。

変化方向
コードを書くこと減る
レビュー増える
設計増える
着想増える
運用おそらく減る
障害対応おそらく減る(良い運用ができた場合)
ドキュメントの精度・開発プロセス変わる

開発者の強みの変質

人間のすることがコードを書くことではなくそれが正しいかという担保をするところになる以上レビューが負荷として高くなるはず。

コードの書くスピードより:

  • 業務について深く知っていること
  • 使用している技術について深く知っていること
  • 責任の所在としての役割・信頼の担保

Agentが書いたコードでも「これが正しい」と判断して署名できる能力が評価される。

評価軸の変容

行動に変容が起こるということは、企業の中で評価できる行動も変わってくる。そして評価方法も変化しなければいけなくなる。

従来の評価軸に書いたのは、だいたいどの会社も書いてあることは違っても言いたい頃は大体下記になるのでは?と思っている基準。それが今時点だとAI Agent時代にどうなるのかなーと想像したもの。

従来の評価軸AI Agent時代での変質
個人の業務推進力(実装力)「何をやるか決める力」+「Agentを動かし続ける力」に分解される
チームで働く力依然必要。Agentとの協業が混ざる
業務知識深さと信頼がより求められる
周りを巻き込む力変わらず必要
前提を改善・壊してより良くする力かなり重要な要素になる

スペシャリストの再定義

評価が変わったときにスペシャリストのスペシャリストとは何を指すのかこれから考えて行かないといけない時代になるね。という話とEMも評価するときにまた違う範囲について考えるべきことが増えそうなこと(もやっとしている)、評価とかチームとか中長期の人材戦略とか考え方をまとめ直す必要がありそうだよねーみたいな話。

Agentが判断できない領域の専門家

「失敗できないものが残る」と重なる。不信の数が増えるほど信頼が強くなる構造。

EMの変容

  • 今まで:人のアウトプットを管理・評価することが主
  • これから:「何をマネジメントするか」の定義が変わる
    • 人の成長を見るのか
    • Agent込みのチームの成果を見るのか
    • Agent環境の整備自体がEMの仕事になるのか

人の成長の再定義

そこで、これからの企業に在籍する人びとの「成長」とは…という気持ちになり以下みたいなところに今のところなるのかなーという話をした。

  • 企業における成長レバー:Agentに委任できる領域を広げながら、自分が責任を持てる判断の質を上げること
  • 他社転用可能な汎用力の具体例:
    • AIフレンドリーな開発環境を0→1で組み立てられる
    • プロジェクトの立ち上げをAIを含めた実行体制に移して運用・完了まで回せる

学習方法の変化

  • 初学者の学習パス:Agentの使い方から入り、ドキュメント・指示ライブラリの使い方を学び、少しずつ階層を深く降りていく
  • 例:クラウド普及後にnginxのgraceful restartを学ぶ人が減ったように、必要な人が必要な深さにたどり着く構造に

通底するテーマ

この直前にSaaS企業の残るものと削られるものについてはなしをしていたので、それに絡めて最後こんなふうにまとめてくれた。

「失敗できないものが残る」「責任の所在が価値になる」

今現場に立っていることはこれらがどういうふうに転んでいくかを体感できる時代に立っていると思っていて、なんか急にエキサイティングじゃん!とおもった2月末でした。