Claude Code 2.1.75-2.1.79 changelog memo

数日確認ができてなかったんですが、機能群が増えたのと使い勝手面の改善が多くて楽しい更新内容だ!

概要

v2.1.79

  • claude auth login--console フラグ追加(Anthropic Console / API課金での認証用)
  • /config メニューに「ターン所要時間の表示」トグル追加
  • claude -p がサブプロセスとしてハングする問題、Ctrl+C が効かない問題を修正
  • /btw がストリーミング中にサイドの質問ではなくメインエージェントの出力を返す問題を修正
  • 起動時のメモリ使用量を全シナリオで約18MB削減
  • 非ストリーミングAPIフォールバックに2分タイムアウト追加
  • CLAUDE_CODE_PLUGIN_SEED_DIR が複数ディレクトリ対応
  • [VSCode] /remote-control コマンド追加 — セッションを claude.ai/code にブリッジし、ブラウザやスマホから続行可能
  • [VSCode] セッションタブにAI生成タイトルが付くように

v2.1.78

  • StopFailure フックイベント追加(APIエラーでターン終了時に発火)
  • ${CLAUDE_PLUGIN_DATA} 変数追加(プラグインの永続データ用)
  • プラグイン提供エージェントの frontmatter に effort/maxTurns/disallowedTools サポート
  • ANTHROPIC_CUSTOM_MODEL_OPTION 環境変数で /model ピッカーにカスタムモデルを追加可能
  • tmux 内でもターミナル通知(iTerm2/Kitty/Ghostty)が外側に到達するように(allow-passthrough on 要設定)
  • レスポンステキストが行単位でストリーミングされるように改善
  • サンドボックス依存関係不足時の無言無効化を修正(起動時に警告表示に変更、セキュリティ修正)
  • deny: ["mcp__servername"] がモデルへのツール送信を防いでいなかった問題を修正(セキュリティ修正)
  • サンドボックス内 Bash での git log HEAD 失敗、cc log/--resume の大規模セッション切り詰め等を修正

v2.1.77

  • Opus 4.6 のデフォルト最大出力トークンを64kに増加、上限を128kに
  • allowRead サンドボックス設定追加(denyRead 領域内の読み取り再許可)
  • /copy N で N番目のアシスタント応答をコピー可能に
  • /fork/branch にリネーム(/fork はエイリアスとして継続)
  • SendMessage が停止済みエージェントを自動再開するように
  • 複合Bashコマンドの “Always Allow” がコマンド全体で1ルールになっていた問題を修正
  • 自動アップデーターが重複ダウンロードで数十GBのメモリを消費していた問題を修正
  • PreToolUse フックの "allow"deny パーミッションルールをバイパスしていた問題を修正(セキュリティ修正)
  • Write ツールが CRLF ファイルの改行コードを変換していた問題を修正
  • macOS 起動が約60ms高速化、--resume が最大45%高速化・ピークメモリ100-150MB削減
  • Vim NORMAL モードでの Backspace/Delete、tmux内クリップボード、CJK文字はみ出し等を修正

v2.1.76

  • MCP エリシテーション対応 — MCPサーバーがタスク途中で構造化入力をインタラクティブダイアログで要求可能に
  • Elicitation / ElicitationResult フック追加
  • -n / --name CLIフラグでセッション名を起動時に設定可能
  • worktree.sparsePaths 設定追加(大規模モノレポで必要なディレクトリのみチェックアウト)
  • PostCompact フック追加(コンパクション完了後に発火)
  • /effort スラッシュコマンド追加
  • deferred tools がコンパクション後にスキーマを失う問題を修正
  • スラッシュコマンドが “Unknown skill” と表示される問題を修正
  • プランモード承認済みプランの再承認要求を修正
  • 自動コンパクションが連続失敗後も無限リトライしていた問題を3回でサーキットブレーカー停止に
  • --worktree の起動パフォーマンス向上
  • Remote Control の複数問題修正

v2.1.75

  • Opus 4.6 で 1M コンテキストウィンドウがデフォルト有効に(Max/Team/Enterprise)
  • /color コマンド追加(プロンプトバーのセッション色を設定)
  • /rename 使用時にプロンプトバーにセッション名表示
  • メモリファイルに最終更新タイムスタンプ追加
  • Bash ツールがパイプコマンド内の ! を壊す問題を修正
  • トークン推定の過大カウントによる早期コンパクション問題を修正
  • /resume でフォーク/継続セッションのセッション名が失われる問題を修正
  • macOS(非MDM)での起動パフォーマンス向上
  • 破壊的変更: Windows の非推奨マネージド設定パスを削除

ピックアップ

/color コマンド(v2.1.75)

セッションごとにプロンプトバー(入力欄の上部バー)の色を変更できるコマンドです。複数セッションを同時に開いているとき、どのセッションがどのプロジェクト/タスクかを視覚的に区別できます。/rename と組み合わせると「名前+色」でセッションの識別がかなり楽になりそうです。

/resume でセッション名が失われる問題の修正(v2.1.75)

/resume でフォーク(/fork → 現 /branch)や継続したセッションを再開すると、付けていたセッション名が消えてしまうバグでした。セッション管理をちゃんとしている人ほど困るやつですね。地味だけど確実にQOLが上がる修正です。

MCP エリシテーション対応(v2.1.76)

これはかなり大きな機能追加です。従来、MCPサーバー(外部ツール連携)はClaude側から一方的にツールを呼ぶだけでしたが、エリシテーション(elicitation)により、MCPサーバー側から「追加情報をください」とユーザーに問い合わせができるようになりました。

具体的には、タスク実行中にMCPサーバーがフォームフィールドやブラウザURLを含むインタラクティブダイアログを表示し、ユーザーから構造化された入力を受け取れます。例えば:

  • デプロイツールが「どの環境にデプロイしますか?」とプルダウンで聞く
  • 認証が必要なサービスでブラウザURLを提示してOAuth認証を促す

Elicitation / ElicitationResult フックも追加されているので、エンタープライズ環境で応答をインターセプトしたり自動回答したりも可能です。

PostCompact フック(v2.1.76)

会話が長くなるとコンテキスト圧縮(コンパクション)が自動実行されますが、その完了後に発火するフックです。使い道としては:

  • コンパクション発生をログに記録
  • コンパクション後に特定の情報(メモリやコンテキスト)を再注入
  • 通知を飛ばす

長時間セッションの運用や、エージェント的な使い方をしている人には便利なフックです。

スラッシュコマンド “Unknown skill” 修正(v2.1.76)

スラッシュコマンドを実行した際に、本来存在するスキルなのに “Unknown skill” と表示されてしまうバグの修正です。プラグインやスキルの登録タイミングの問題だったようです。これが出ると何もできないので、地味に致命的なバグでした。

プランモード承認済みプランの再承認要求修正(v2.1.76)

プランモードで一度承認(Accept)したプランに対して、再度「承認しますか?」と聞かれてしまうバグの修正です。特にプランが長い場合、毎回確認し直すのはストレスだったはずなので、ありがたい修正です。

SendMessage が停止済みエージェントを自動再開(v2.1.77)

サブエージェント(Agent ツールで起動したもの)が停止状態になった後、SendMessage({to: agentId}) で再開しようとすると以前はエラーが返っていました。v2.1.77 からは自動的にバックグラウンドで再開してくれます。

合わせて、Agent ツールの resume パラメータは廃止され、SendMessage に一本化されています。エージェントチーム機能を使う際のエラーハンドリングがシンプルになりました。

allowRead サンドボックス設定(v2.1.77)

サンドボックスの denyRead で広い範囲の読み取りを禁止した上で、その中の特定ディレクトリだけ読み取りを許可できる設定です。例えば:

{
  "sandbox": {
    "filesystem": {
      "denyRead": ["/etc"],
      "allowRead": ["/etc/hosts"]
    }
  }
}

「原則禁止、例外許可」というホワイトリスト型の制御ができるようになり、エンタープライズ環境でのセキュリティポリシー設定がより柔軟になりました。

tmux 内でのターミナル通知パススルー(v2.1.78)

tmux 内で Claude Code を動かしていると、iTerm2/Kitty/Ghostty のポップアップ通知やプログレスバーが tmux に吸収されて外側のターミナルに届かない問題がありました。

v2.1.78 から、tmux 側で以下を設定すれば通知が外側に到達します:

set -g allow-passthrough on

tmux ユーザーには嬉しい改善ですね。長いタスクの完了通知を見逃さなくなります。

/config のターン所要時間表示トグル(v2.1.79)

/config メニューから「Show turn duration」をオンにすると、各ターン(Claudeの応答1回分)にかかった時間が表示されるようになります。パフォーマンスの把握や、どのツール呼び出しに時間がかかっているかの確認に便利です。これまでも --verbose で見えていた情報が、手軽にトグルできるようになった形です。