Claude Code 2.1.73 & 2.1.74 changelog memo

概要

v2.1.74

  • /context コマンドに最適化提案を追加 — コンテキストを多く消費するツール、メモリ肥大化、容量警告を検出し、具体的な最適化のヒントを提示
  • autoMemoryDirectory 設定を追加 — 自動メモリの保存先ディレクトリをカスタム指定可能に
  • メモリリーク修正 — ストリーミングAPIレスポンスのバッファが早期終了時に解放されず、RSSが無制限に増加する問題を修正
  • マネージドポリシーの ask ルールがユーザーの allow ルールでバイパスされる問題を修正
  • エージェントの model フィールドでフルモデルID(例: claude-opus-4-5)が無視される問題を修正
  • MCP OAuth認証がポート使用中にハングする問題、リフレッシュトークン期限切れ時の再認証問題を修正
  • macOSネイティブバイナリで音声モードがマイク権限なしに失敗する問題を修正
  • SessionEnd フックの timeout 設定が無視される問題を修正(環境変数で設定可能に)
  • ヘブライ語・アラビア語等のRTLテキスト表示、WindowsでのLSPサーバー動作問題を修正
  • –plugin-dir のローカル開発版が同名マーケットプレイスプラグインを上書きするように変更
  • [VSCode] Untitledセッションの削除ボタン修正、スクロールホイール応答性改善

v2.1.73

  • modelOverrides 設定を追加 — モデルピッカーの項目をカスタムプロバイダーのモデルID(例: Bedrock推論プロファイルARN)にマッピング可能
  • SSL証明書エラー時のガイダンスを追加 — OAuthログインや接続チェック失敗時に具体的な対処法を提示
  • 複雑なBashコマンドの権限プロンプトでフリーズ・CPU 100%ループになる問題を修正
  • 大量のスキルファイル変更時にデッドロックが発生する問題を修正
  • 同一プロジェクトで複数セッション実行時にBashツール出力が消失する問題を修正
  • Bedrock/Vertex/Foundryでサブエージェントが旧モデルにサイレントダウングレードされる問題を修正
  • ↑キー改善 — 中断後にプロンプト復元と会話巻き戻しがワンステップに
  • /effort がClaudeの応答中でも使用可能に
  • Bedrock/Vertex/Foundryのデフォルトモデルを Opus 4.6 に変更
  • /output-style を非推奨化 — 代わりに /config を使用
  • その他、/resume, /ide, /loop, SessionStartフック、音声モード、Linux サンドボックス等の多数のバグ修正
  • [VSCode] プロキシ/Bedrock/Vertex環境でのHTTP 400エラーを修正

ピックアップ

/context コマンドの最適化提案機能

v2.1.74 で /context コマンドに「actionable suggestions」が追加されました。現在の会話のコンテキストウィンドウの使用状況を分析し、具体的な改善策を提示してくれる機能です。

検出・提案される内容:

  • コンテキストを多く消費するツール — 大きなファイルを何度も Read している場合など、該当ツールを特定して「部分的に読むべき」等のヒントを提示
  • メモリ肥大化(memory bloat) — 自動メモリやメモリファイルが大量にロードされてコンテキストを圧迫している場合に警告
  • 容量警告 — コンテキストウィンドウの残り容量が少なくなっている場合に、圧縮やセッション分割を提案

長い会話でコンテキストが足りなくなりがちな問題に対して、「なぜ足りないのか」「どうすれば改善できるか」を具体的に教えてくれるようになりました。

/output-style の非推奨化

/output-style は、Claude の出力スタイル(verbose / concise / markdown 等)を会話中に切り替えるコマンドでした。

v2.1.73 でこのコマンドが非推奨となり、代わりに /config コマンド(または設定ファイル)で事前に設定する方式に変更されました。

変更の理由はプロンプトキャッシュの効率向上です。出力スタイルの設定がセッション開始時に固定されるようになりました。プロンプトキャッシュはシステムプロンプトが同一であるほど効果的に働きますが、会話途中で出力スタイルを変更するとシステムプロンプトが変わり、キャッシュが無効化されてしまいます。セッション開始時に固定することで、会話全体を通してキャッシュヒット率が向上し、レスポンス速度とコスト効率が改善されます。

今後は /config コマンドで出力スタイルを事前に設定しておき、次回セッション起動時から反映させる形になります。