はじめに
〇〇さんにいってみたシリーズです。過去の記事は
です。
今回は、RubyKaigiに参加されている方はおそらくおいしいコーヒーでおなじみのSpeeeさんにいってお話を聞いてみました。今回も例にもれず 「転職する予定はないのですがそれでもよろしければぜひ」と念押しした上での訪問になります。カジュアル面談って採用側からするとコストなので、このような状態でもお会いいただけた懐の深さに感謝しながら訪問。
Speeeさんについて
私が何かを記するよりもWEBサイトを見ていただくのが間違いないと思います。
面談はお話した感覚を大事にしたい(フラットに話を聞きたい)というのがあり、情報をあまり仕入れずWEBサイトの情報を事前に見てから訪問しました。
主観ですが、WEBサイトの属性が「モダンである(採用文脈)」「toB向けの信頼性も保持」というところにバランスを置いているのを感じました。それでいて「テクノロジー先進企業である」というメッセージ性もテキストの随所に感じました。
ヒストリーが特に面白く、短いテキストで会社としての変遷をたどっているページなのですが、2009年の「組織崩壊」を記していることも面白いところだなと感じました( おそらく現組織が成り立つ上で重要な要素なのだと思う )
訪問の流れ
事前
ご連絡を頂いてから Twitter DMでやり取りをしました( ここで転職意欲についての確認をした )。日程の調整をして訪問。会社の近くまで来ていただけるというふうにおっしゃっていただいていたんですが、コーヒーだったりオフィスの様子を拝見したく会社に訪問させていただきました。
当日
指定いただいた時間にビルの5階にあがり受付を済ませました。最近はどこの会社もレセプショニストですね。昨今の社会状況を鑑み、設置いただいているアルコール消毒を念入りに行いました。大事。
ここはおそらく受付階なのですが、壁一面に大きな絵と会社のメッセージ。WEBサイトもそうだけど海とか水にすごくインスピレーションがある模様。
全然関係ないけれど Speee というなまえは Speed の更に先(d→e)から来ているらしい(WEBサイトで見た。)
訪問し受付を済ませて暫く待つと、人事のせりーぬさんが案内をしてくれました。そこで写真を取る許可をもらっていくつか写真を取る。
そういえば、5階で通り過ぎる人がみんながみんな来訪者の人に(他にも面接と思われる人が数名いらした)挨拶をなさりながら通り過ぎていく、大きすぎずしかししっかり聞こえる声量で挨拶されていく。あぁ、これ文化だ。と思いました。
面談は一回下のカフェスペースでということで4階に降りる。
わーこれインターネットで見ました!のカフェスペース。オシャがすぎるやつ。会社にカフェスペースがあってミル・エスプレッソマシンがあるって何なんでしょうね。もし自分が勤めることになると逆に恐縮するくらいの贅沢。会社とは。
人事の方に4階のカフェスペース・Speee Library・会社のカルチャーが書いてある壁などなどの説明をしていただきました。
このライブラリーをみて、もう技術書買わなくていいじゃんって思ったんですが、あぁそういえばでも月1万円までの書籍補助が出るんだよなたしか…と思っていたら人事のかたが「書籍補助が1万円あります」という説明をしてくれました。抜かりない。https://noto.katsumataryo.com/public/images/2020/03/DSC05486-1024×684.jpg
面談をしたソファーからしっかり見える位置にカルチャー。アイスブレイクのネタになるのでなるほどーと感じたり。
席に座ると「コーヒーにしますか、お水にしますか?」と聞かれ迷わずコーヒーを頂きました。これはノータイムです。
スッキリとした味わいですがコーヒー感はしっかりある。最後は酸味が鼻を抜けていく感じのコーヒー。またカフェスペースに戻った人事さんが戻ってきてコーヒーの説明を手渡してくれました。
Speee Blend。芸が細かい。
実際に面談をいただく大場さんをよんでいただくため、ここで人事の方とはお別れ。カメラを持参していたんですが、それをみつけてブログに上げている写真について触れてくれたり(人事の人のお仕事でありながらもやはり嬉しいと感じてしまう)アテンドもとても気持ち良い感じでプロのお仕事を感じました。
お話したこと
お話したことを箇条書きすると
- カメラの話(大場さんはNikonのZ7にライカ 2/50)
- Speee社の事業のお話
- 最近の私の組織の中における立ち位置や課題感
- Speee社のエンジニア組織のお話
- Speee社で働くエンジニアとして求めるもの
について大まかにはお話しました。
今回少し失敗しまして、Speee社のエンジニア組織のお話を聞く中で私の中の課題感がマッチしてしまい、大場さんからありがたい話を沢山お聞きしまくる会になってしまいました。時間をいただきすぎて申し訳ない。
エンジニアリング組織
特に素敵だなと思ったお話が、エンジニアリングを強みとした組織へシフトすることを決定したお話でした。強いリーダーシップで方向性を決めリードし、その過程でレガシーとなっていったシステムをきっちりと新しいシステムに載せ替えていったところはとてもエキサイティングでした。言葉にはされてないところでいろいろな苦悩があったと想像に難くないのですが、今エンジニアリングが強い組織(のイメージが私はある)であることのスタートはここにあるのを感じました。
時を経て、逆にエンジニアリングが強みになったのち、ビジネスサイドとしっかり協調してビジネスを進めていく方向へバランスをとっていったとのこと。両軸通してバランスをとりにける組織はめちゃくちゃ強いだろうなと感じました。
文化へのマッチ
訪問時に印象的だった「みなさんがすごく挨拶をされている」というのは、働きかけをしているんですか?とお聞きしたところ特になさっていない様子で「採用においてカルチャーマッチを大事にしているからかな」とおっしゃっていました。とても良き成果になって現れているのを感じました。挨拶がとても自然な印象だったのが気持ちよかったです。
エンジニアに求めるもの
Speee社に入るには技術力がとても重視されるのではないかと言う印象があったので質問をしてみたところ、「すごい高いレベルが必ずしも必要とは思っていない。当事者としてストーリーがあってそれを達成できる力が大事」と回答をいただきました。
エンジニアのメンバーにも「実現力・改善力・学ぶ力」を大事にしてもらっているとのことでした。改善力のところでお話しされていた「継続的な改善が可能な設計、実装」と言うフレーズはすごく腹落ちを感じました。
日々の開発イベントは厳格なスクラムというわけではないけれど、スクラムをベースにアジャイルな開発で進められているとのことです。KPTのkeepとProblemの深堀りについてのお話は自分も感じるところがあり共感が強かったです。
その他
他にも色々お聞きしました(書ききれない)
大場さんがspeeeに入られた経緯をお聞きしたり、どのようなお仕事をされているか教えていただいたりしました。入社時一番最初におこなったお話がユニークだったのですが、管理する人を組織に迎える時はある程度ランディング期間のようなものとか期待値調整とか大事なことがたくさんあるという滲み入る内容でした。すごく示唆に富んでいて興味深かったです。
感じたこと
とても雑になんですが、モダンな開発環境を整えていて、ビジネスは堅実かつ挑戦的な課題にも取り組んでいる印象です。これは創業時から事業ドメインを広げていき資金調達が今ほど盛んじゃない時から経営を着実に積み上げられてきていると言うことなのかなと感じます。これは私がそう感じただけです。
あとカフェスペースオシャレすぎですね。
さいごに
実際に本当に転職意欲がなかったりするので、対応いただいた方にはコストになってしまうという心苦しさはあるのですが、外部の方とお話してみると社内では見えないものだったり、社内にあるものが社外の事象をとおして違う角度の見えかたをすることがあります。
学びという面ではすごくありがたいもので今後もご都合を合わせていただける企業があればぜひ訪問したいんですが、そのコストに見合うものが何も返せないというやはり心苦しさもありSpeee社のサーバーサイドエンジニア採用情報を貼ることでこの心の苦しさを少し軽くする試みます。
■サーバサイド募集
https://open.talentio.com/1/c/speee/requisitions/detail/7295
■採用全体
https://open.talentio.com/1/c/speee/requisitions/567
ご対応いただきました 大場様 宮崎様 ありがとうございました!