概要
客観的な1on1情報がほしくて購入しました。
弊社では各チームごとに1on1をしているのですが、特に全社的に統一した方法が敷かれているわけではなく(ありがたい)、チームごとにおそらく狙いも様々なため、平均的な情報収集をする必要があると感じていました。
わたしにはコーチング・ティーチングなどのいわゆるコミュニケーションスキルがあるわけではないのでその辺りのヒントがあると嬉しいなと思って読みました。
本について
内容については1on1の技術紹介というよりは1on1の有用性、重要性を啓蒙する方向が強かったように思います(特に後半)。そもそも1on1とはどういうものか、どのようになされるかということももちろん載っています。特に「よくある」評価面談とは違うんだぜ!部下のための時間なんだぜ!のような、価値観の差異について説明されてる部分が多かったように思います。
所感
1on1の概要的なところは事前に社内の経験者にききまくっており、そこでヒアリングした内容と大きくズレてる部分はありませんでした。そういう意味では答え合わせ的な感覚で読んでいた感覚があります。わたしがもともと目的としていた1on1の時間の密度を上げたい場合は、コーチングやティーチングの技法の本を個別に読むのがよさそうでした。
とはいえ、1on1について概要や考え方を網羅してる本は少ないかと思うのでその点で貴重な本でした。
本の中で導入するときの良くある問いが紹介されてるのを見ながらすごくその課題感はわかるなーと思ってて、効果が明示的に示せるのだろうか?はすごくあるんですが、ここは経営課題にもよるし変数が他にもある気がしめすよね。でもある程度の期間は盲目的に価値を信じて課題とTryを回してく必要があると思います。そして必要性を感じればその価値を訴える必要があるし、試しにやるにしてもその効果の測定は基準を設けておき、検討すべきだろうなーと考えたり考えてなかったりしました。
ちなみに1on1という言葉には特有の芳りを感じてしまったためスモールトークと呼んで実施することにしました( どうでもいいですね )