概要
Claude Opus 4.7 は Anthropic の最新フラッグシップモデルで、エージェント作業・知識タスク・画像認識に最適化されています。Opus 4.6 からの主な変更点を以下にまとめます。
新機能
- 高解像度画像サポート — 最大解像度が1568px → 2576px/3.75MPに大幅アップ。低レベル認識・位置特定・1:1ピクセル座標マッピングが改善
- Adaptive Thinking — 従来のextended thinkingのbudget指定が廃止され、adaptive thinkingが唯一のモードに。従来のアプローチを安定して上回る性能
- xhigh effortレベル追加 — コーディング/エージェント系タスクで精度とトークン消費・速度のバランスを細かく調整可能に
- Task Budgets(Beta) — エージェントループ全体にトークンbudgetを設定し、thinking・ツール呼び出し・出力を横断した自己制御が可能に
能力向上
- ナレッジワーク — .docx赤入れ、.pptx編集、チャート・図表分析がプログラム的ツール利用と組み合わせて改善
- メモリ — ファイルシステムベースのメモリ(スクラッチパッド・メモ)の書き込み・活用が上手くなった
- 画像認識 — 認識・位置特定タスクが全般的に向上
破壊的変更
- sampling パラメータ廃止 —
temperature、top_p、top_kにデフォルト以外の値を指定するとエラーが返る - Thinking内容がデフォルトで省略 — 確認したい場合は
"display": "summarized"でオプトインが必要 - 新トークナイザー — Opus 4.6比で1〜1.35倍のトークンを消費。
max_tokensの調整が必要
振る舞いの変化
- 指示をより文字通りに解釈する傾向
- タスクの複雑さに応じてレスポンス長を自動調整
- ツール呼び出しを減らし、推論を増やす傾向
- より率直で意見を持ったトーン
- エージェント作業中に定期的な進捗報告を行う
ピックアップ
sampling パラメータの廃止
API利用者にとって最もインパクトが大きい変更。これまで temperature や top_p、top_k を調整してクリエイティブな出力や一貫性のある出力を制御していた場合、Opus 4.7ではこれらにデフォルト以外の値を設定するとエラーになります。モデル側でタスクに応じた最適な出力を行う設計に変わったため、既存のAPI実装では該当パラメータの削除が必要です。
新トークナイザーによるトークン消費増
Opus 4.7では新しいトークナイザーが採用され、同じ入力でも1〜1.35倍のトークンを消費します。特に日本語テキストでは影響が大きい可能性があるため、max_tokens の設定値を見直す必要があります。コスト試算にも影響するので、移行前に既存ワークロードでのトークン消費量を確認しておくのがおすすめです。
Adaptive Thinking
従来のextended thinkingではbudgetを明示的に指定する必要がありましたが、Opus 4.7ではadaptive thinkingが唯一のモードになりました。モデルが自動的にタスクの複雑さに応じて思考量を調整するため、ユーザー側でのbudgetチューニングが不要に。従来のアプローチを安定して上回る性能を発揮するとのことです。