indigo、グッド・バイ

なぜか私たちのチーム名は「indigo」だった。

区別するための名前が欲しかっただけで、特に名前にこだわりがあるわけではなかった。他のチームも色の名前がついていたのだけど、比較的すぐに実際的な名前に変わってしまった。それでもわたしたちのチーム名は変わることがなかった。

私は実際的ではないものにどうしても魅力を感じてしまう。色がついてしまうのが嫌なのだ(ここで言う色というのは意味というふうに受け取って欲しい、indigoは色そのものなので)。色は普遍的なものについてこそ価値があると少し思っている。普遍的でないものは変化に弱い。

話は戻るのだけど、今日indigoという名前を閉じることにした。これは実態と形態がすでに合っていなかったので、タイミングとしては当然閉じられるべきものだった。indigo という何も言い表さない名前は、逆に言えば変化が多いこと(実態が状況によっていかようにも変わる可能性があった)への対策だった。

実際に2018年7月から2019年12月まで名前が残ることとなった(別に取り立てて残したいという願望が合ったわけではなく変える必要性がなかった)。この間いろいろな人とチームとして過ごしまた別なところへ移っていった。ある人達は新しいチームに、ある人はチームを離れ、ある人は新しく入ってきた。

わたしは何かチームの人に体験や価値創造をしてもらうことについて心底頑張りたいと思っていたのだけど、私自身が何も出来ていないしみな優秀だったのでわたしが何もせずとも自然と何かを勝ち取っていった。そして実際みんな評価されてる(と思ってる)。結局私が感謝をすべきシチュエーションがほとんどだった。

最初は対して思い入れのなかったものでもたくさんの人や年月を経ればそれなりに愛着が湧いてしまうもので今「indigo」というものは自分の中で遠い未来で思い起こすだろう思い出の一つになるんだと思っている。

しかし、今年の9月節目となる変化があることがわかり indigo は消えるんだなという感触があった。そしてそれは正しいことのように思えた。厳密には消えるというか混ざるという感じだ。10月からは indigo を溶かしていけるような動きをし続けてようやく12月を迎え実際に溶けた。

チームとしては溶け合って薄れていくけれど、枠組みの概念としての indigo は残ってしまう。だけれどもうすでにみんな溶け合った先を意識して動いている。自分も。

個人的に indigo はユニークだったと思う。メンバーの人に色々なものをもらったし、何か単純に面白かった。面白かったな、一時バンドマンしかいなかったし笑。
他の人にとっても何か面白がってもらえていたらいいなって、ちょっと思ったりした。

私たちのチーム名は「indigo」 でした。indigo グッド バイ。

special thanks

indigo 1: risou, waniji, kakuda, tei, shimizu
indigo 2: takeuchi, morihirok, panther, kyoseshi
indigo 3: takeuchi, morihirok, chibana
indigo 4: takeuchi, morihirok, chibana, pistaman, kiyoseshi, u1tnk
indigo 5/6: takeuchi, morihirok, chibana, pistaman, kiyoseshi, u1tnk, phyamacell

あと関係ないけど今日33歳になった。いつまでも高2の心は忘れずに生きていきたい。