御籤
「かげろふの もゆる春野を 行く牛の 歩みとどめず いとどのどけき」
“足るという事は自分の心が決める。常日頃の充足した生活は自分の心がけ に依ることを知って、人を謗らず世を託たないで進めば上々吉”
2017年最初のおみくじ
私は鎌倉八幡宮でおみくじを毎年引く。今年は 吉 でここ最近では一番良い結果だと思う。鎌倉八幡宮のおみくじは辛くて大体が末吉・小吉・凶のどれかだった。なので普通だけど割と良い方だ。
運勢は気になるといえば気になるのだけど、それよりも私が注意深く用心深く読んでいるのは冒頭に書いた短歌の部分だ。
辻占い
日本には古くから辻占いというものがある。
元々の辻占は、夕方に辻(交叉点)に立って、通りすがりの人々が話す言葉の内容を元に占うものであった。 by wikipedia
「次あのお店から出てくる人が女性だったら私の勝ち」みたいな賭け?を友達とやったことがあると思う。そんな感じでまちなかの人の言葉から運勢を類推する。
なんとなくこの辻占いが自分は好きで、これもその一環で好きなのかなと思う。一つの事柄に意味を見出す的な。
運勢<示唆
おみくじには、縁談・転居・交際などの運勢について書いてあるけれども、その運勢よりも吉凶よりも短歌の部分が好きで信頼している。ここには人とか道とかそういう部分の絶対的な考え方が書いてあって、いつも少しだけグサっと刺さる。ちゃんと刺さる。
おみくじで短歌部分読む人ってどれくらいいるんだろう。楽しみは人それぞれだけど、宗教とか神道とか興味なくてもみんなおみくじひいてる。おみくじ良いコンテンツ。
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余談
- 短歌で検索すると同じくじを引いた人の日記が見れて面白い
- この短歌は鵜殿余野子という人の作らしい
- 【通釈】陽炎の燃え立つ春の日の空を見れば、行方も知れないあなたが恋しくてならないのだ。…とのこと